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第272回Connoisseures Club
お題 「ヴナハーヴン」
開催日 2022年7月24日
参加者 13名
1 3 2 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1アイラヴナハーヴン201710年57.5%ダグラスマックギボン
クランデニー
2アイラヴナハーヴン202018年54.6%ウィルソ & モーガン
3アイラヴナハーヴン201728年45.0%ザンジバル
4アイラヴナハーヴン20189年51.9%オクタブ
5アイラヴナハーヴン202111年68.2%シグナトリー
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「ブナハーブン」 である。

  アイラモルトでありながらまったくピートを感じさせない、ある意味異質なアイラモルトといえるブナハーブンある。今回もピートを意識せずテイスティングしていたので間違いではないだろう。スペイサイド、ハイランドモルトと言ってもだれも否定はしないモルトである。

  さっそく今回の5本を紹介することにしよう。
[ NO.1 ]ダグラスマクギボン クランデニー ブナハーブン リフィルホッグスヘッド
2007 10年 57.5%
【 香り 】
トップノートはエステリーでエレガント。たいへんフルーティーであり、わずかに熟成香も感じる。程よい酸味が心地よい。

【  味  】
フルーティー、フルーティー、色鮮やかな印象。
[ NO.2 ] ウィルソン アンド モーガン ブナハーブン オロロソシェリーフィニッシュ
2002-2020 18年 54.6%
【 香り 】
キャラメルのまったりとした香りのトップノート。引きずられるように甘い香りも。バーボン樽の個性か。

【  味  】
フルーティーではあるが、たいへん深みがあり心地よい、ゆっくりと味わいたいモルトである。わずかに苦みをともなう。
[ NO.3 ] ザンジバル ブナハーブン 1989-2017 28年 45.8%
【 香り 】
トップノートはエステリーでエレガント。そしてたいへんフルーティーで素敵な甘さが香る、わずかにセメダイン臭を感じることも。

【  味  】
素晴らしくフルーティーな味わい。しばらくすると樽の含み香が出てくる。
[ NO.4 ]オクタブ ブナハーブン cask no.3820095 2008-2018 9年 51.9%
【 香り 】
濃厚なキャラメル香、そして黒糖を思わせるトースティーな甘さ。

【  味  】
味わいもキャラメルがまず広がる。その後、かつてのローランドモルトに感じられた濡れたダンボールの含み香が出てくる。
[ NO.5 ]シグナトリー ブナハーブン ファーストフィルシェリー cask no.90008
471-588 24年 50.4%
【 香り 】
香りの立ちが遅い、しばらくしてキャラメルの香りが立ってくる。さらに甘い香りも。

【  味  】
味わいは打って変わってたいへん華やかで鮮やか、さらに香水のようなエレガントな含み香も。
その後、やや湿気た味わいとなり、ワイン樽熟成を思わせる含み香に。さらに花の香りような個性も。
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第273回Connoisseures Club
お題 「ベンリネス」
開催日 2023年2月26日
参加者 13名
1 3 2 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1スペイサイドベンリネス202010年55.7%ザ・オーシャンズ
2スペイサイドベンリネス200812年57.8%ケイデンヘッド
3スペイサイドベンリネス198825年46.0%モンゴメリー
4スペイサイドベンリネス201822年51.4%アーティストコレクティブ
5スペイサイドベンリネス 10年56.8%ブティックウィスキー
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「ベンリネス」 である。

  4度目の登場となるベンリネス、それほどメジャーな蒸留所とは言えないが、リリースも多いことが伺える。

  さっそく今回の5本を紹介することにしよう。
[ NO.1 ]ザ・オーシャン ベンリネス ホッグスヘッド cask no.312842 1/286
2010 10年 55.7%
【 香り 】
トップノートは、もも、梨、ミカンなどフルーツが盛りだくさん。比較的ライトなフルーツだ。

【  味  】
フルーティーで爽やか、やや若さを感じる。
[ NO.2 ] ケイデンヘッド ベンリネス バーボンホッグスヘッド 1/296
1996-2008 12年 57.8%
【 香り 】
甘く香るがエレガントな甘さだ。ややスパイシーに感じる。しばらくすると焦げたゴムの香りも。

【  味  】
まずフルーティーで始まるが、わずかに焦げたゴムも感じられる。加水すればエレガントに変身する。
[ NO.3 ] モンゴメリーズ ベンリネス cask no.2835 1/251 1988-2013 46%
【 香り 】
甘くエレガントに香るのはシェリー樽の個性か、それもリフィルシェリーの控えめな香りだ。

【  味  】
フルーティーではあるが単調な味わい、わずかに若さ由来のアルコールを感じる。
[ NO.4 ]アーティスト コレクティブ ベンリネス ホッグスヘッド BATCH OF 3cask
1996 22年 51.4%
【 香り 】
素晴らしい香りだ、爽やかでエレガント、エステリーでほのかに甘い。
シェリーフィニッシュか。しだいにバーボン樽由来のバニラが出現するととに、ウッディな印象が強くなる。

【  味  】
エレガントでありながら、ウッディで十分な深みを感じる。たいへん美味いモルトである。
[ NO.5 ]ブティックウイスキー ベンリネス BATCH16 1/446 10年 56.8%
【 香り 】
甘くバニラを感じるのはバーボン樽の個性か。しだいにエステリーに変化するとともに、ウッディな香りも出てくる。たいへん濃厚な香りだ。

【  味  】
しけた味わいはシェリー樽熟成か。旨味成分も強い。
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第275回Connoisseures Club
お題 「グレンギリー」
開催日 2023年4月23日
参加者 13名
1 3 2 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1ハイランドグレンギリー 18年51.2%ブティックウィスキー
2ハイランドグレンギリー 23年54.4%ケイデンヘッド
3ハイランドグレンギリー 12年62.1%ワンダーオブスピリッツ
4ハイランドグレンギリー 18年63.6%ウィスキーブローカー
5ハイランドグレンギリー 15年53.7%オフィシャル
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「グレンギリー」 である。

  グレンギリーを語る時、話題のひとつとして上がるのは、かつてのボウモアのようにパフュームの味わいがあったことであろう。しかし残念なことに、こちらも最近のボトルではそんな個性は感じる事が出来なくなってしまった。

  オフフレーバーといえばその通りなのだが、無くなってみると妙に寂しくなり、たまには味わってみたくなるのが人の性というものだろう。

  では、さっそく今回の5本を紹介することにしよう。
[ NO.1 ]ブティックウイスキー グレンギリー 57/179 BATCH7 18年 51.2%
【 香り 】
トップノートはフルーティフルーティ、たいへん爽やかなフルーツ香だ。奥にはハッカの香りも。
しだいに甘い香りが出てくるとともに、ウッディな熟成香も。

【  味  】
南国フルーツの味わい。甘さが心地よい、程よい酸味を伴う。
[ NO.2 ] ケイデンヘッド グレンギリー 23年 54.4%
【 香り 】
トップノートはフルーティだが、ライトで弱い香りだ。奥にはハッカも。アルコール感の強い香り。

【  味  】
ドライでアルコールを強く意識する。味の数は少ない。
[ NO.3 ] ワンダーオブスピリット グレンギリー cask no.642 2009-2021 12年 62.1%
【 香り 】
フルーティなトップノート、甘い香りを伴う。程よい酸味でたいへん爽やかだ。フルーツはりんご、梨系の香り。

【  味  】
たいへんフルーティではあるが味の数は多くない。
[ NO.4 ]ウイスキーブローカーズ グレンギリー ホッグスヘッド cask no.16 45/252
1994-2013 18年 63.6%
【 香り 】
たいへんエレガントなフルーツ香でふくよかに香る。長熟を感じさせる香り。

【  味  】
フルーティで、深みのある味わい。ゆっくり楽しみたいモルトである。
[ NO.5 ]オフィシャル バッチシリーズ グレンギリー オロロソシェリー 15年 53.7%
【 香り 】
トップノートはエステリー。しだいに焦げた香りが強くなりトースティーといえる。タクアンの香りも。

【  味  】
トースティで甘い味わい。複雑な含み香で味の数は多い。シェリー樽熟成の欠点を感じさせないモルトである。
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