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Connoisseures Club
最新レポート レポート過去ログ クラブ紹介
第276回Connoisseures Club
お題 「ダルユーイン」
開催日 2023年5月28日
参加者 13名
1 3 2 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1スペイサイドダルユーイン 13年52.1%ヒドゥンスピリッツ
2スペイサイドダルユーイン 15年55.3%ウィルソン & モーガン
3スペイサイドダルユーイン 24年50.5%シグナトリー
4スペイサイドダルユーイン 12年50.0%マーレイマクディビッド
5スペイサイドダルユーイン 9年57.3%ペドロヒメネス オクタブ
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「ダルユーイン」 である。

  比較的マイナーな蒸留所の部類ではあるが、これで3度目の登場である。
話題性が無いところが特徴の蒸留所か。

  では、さっそく今回の5本を紹介することにしよう。
[ NO.1 ]ヒドンスピリット ダルユーイン ジャマイカラムカスクフィニッシュ cask ref Du721
2007-2021 13年 52.1%
【 香り 】
トップノートはハッカとミント、奥には軽いピート。うまみを感じさせる香り。

【  味  】
柑橘系の酸味が心地よく広がる。やや若さを感じられることもある。
[ NO.2 ] ウィルソンアンドモーガン ウイスキーラバーズ ダルユーイン cask no.308397
2007 15年 55.3%
【 香り 】
香りが軽く弱い、香りの立ちも遅い。フルーティでエレガント、わずかに硫黄臭を感じるがピート由来かもしれない。

【  味  】
ドライで華やかさが少ない。苦みや旨味成分を感じる。加水でフルーツが広がる。
[ NO.3 ] シグナトリー ダルユーイン ホッグスヘッド cask no.6026+6027 339/369
1997-2022 24年 50.5%
【 香り 】
エステリーで甘い香りが広がる、フルーツの競演である。奥にはウッディな熟成香を感じる。

【  味  】
南国フルーツを感じ、酸味、甘さがたいへん心地よい。色鮮やかな味わいだ。
[ NO.4 ]マーレイマクディビッド ベンチマーク ダルユーイン バーボンホッグスヘッド
1st fill ソーテルヌフィニッシュ cask no.1911908 93/94/95 2009 12年 50%
【 香り 】
硫黄臭、こげたゴムの香り。わずかにエステリー、シェリー樽の個性か。

【  味  】
味でも硫黄の臭みがあるが、しばらくすればエレガントでフルーティな味わいに。
[ NO.5 ]ラダー ダルユーイン フィニッシュド in aFILL PX オクタブ cask no.302803B 8/79
9年 57.3%
【 香り 】
香りが弱い、しばらくするとエステリーに香ってくる。単調なフルーツ香。

【  味  】
味が弱い。旨味成分が感じられる、シェリー樽のこってり感。アルコールを強く感じる。
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第277回Connoisseures Club
お題 「グレンキース」
開催日 2023年6月25日
参加者 13名
1 3 2 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1スペイサイドグレンキース20139年46.0%ハートブラザーズ
2スペイサイドグレンキース199725年50.7%シグナトリー
3スペイサイドグレンキース199822年52.0%レディ オブ ザ グレン
4スペイサイドグレンキース199722年54.8%シグナトリー
5スペイサイドグレンキース20138年47.5%カーンモア
テイスティングノート
山崎 白秋記
今月のお題は、「グレンキース」 である。

  グレンキースは比較的マイナーな蒸留所の部類ではあるが、これで4度目の登場である。

  生産過剰の理由で1999年に生産を止めてしまったが、ペルノ・リカールのオーナーのもと、2013年に生産を再開した事は喜ばしきことである。

  市場には、新たな生産システムで作られであろうモルトがすでに出回っている。ビフォーアフターではないが、そんな事も考えながら飲むのもまた一興である。

  では、さっそく今回の5本を紹介することにしよう。
[ NO.1 ]ハートブラザーズ グレンキース 2013-2022 9年 46%
【 香り 】
フルーティで濃厚な香り。奥にはミントが爽やかに香る。注意深くすれば若さ由来のニューポットの香りも感じられる。

【  味  】
ドライで味の数が少ない。加水すれば、やさしい甘さが出てくる。
[ NO.2 ] シグナトリー グレンキース ホッグスヘッド cask no.72595 201/211
1997-2022 25年 50.7%
【 香り 】
エレガントなフルーツが香る、たいへん鮮やかで爽やか。上品な香水の香りも感じられる。

【  味  】
上品な味わい、程よい甘さが心地よい。いくつものフルーツを味わう事ができる素晴らしいモルトだ。
[ NO.3 ] レディ・オブ・ザ・グレン グレンキース 30/155 1998-2011 22年 52%
【 香り 】
上品でエレガントなフルーツ香。酸味、甘さ、ふくよかさのバランスが取れている。

【  味  】
フルーティーではあるがアルコール感が強い、加水でバランスが取れフルーツの種類が増してくる。
[ NO.4 ]シグナトリー グレンキース ホッグスヘッド cask no.72618 248/299
1997-2020 22年 57.8%
【 香り 】
エステリーでエレガント。奥にはミントが香りスパイシーな一面も。旨味を感じさせる香り。

【  味  】
ドライで味が薄い、アルコール感も強く単調だ。加水でエレガントに変身する。
[ NO.5 ]カーンモア グレンキース オロロソシェリー 2013-2022 8年 47.5%
【 香り 】
トップノートはエステリー、やや若さを感じる。黒糖の甘さが香る場面も。

【  味  】
まずは若さを感じてしまう、アルコール感が強くドライ。加水しても印象は変わらない。
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第278回Connoisseures Club
お題 「カリラ」
開催日 2023年7月23日
参加者 13名
1 3 2 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1アイラカリラ 8年46.0%ダグラスレイン
2アイラカリラ200611年57.3%ソサエティ
3アイラカリラ 11年59.0%ソサエティ
4アイラカリラ201110年61.6%シェリーバット
5アイラカリラ 17年46.6%ダークネス
テイスティングノート
山崎 白秋記
今月のお題は、「カリラ」 である。

  当モルト会で最多出場のカリラ、これで12度目の登場である。

  一杯目のテイスティングで強いピートを感じた時は、当日の蒸留所がほぼ決まったといってよい、それくらいピートをきかしたモルトの中ではリリースの数が多い。

  暑い夏には強いピートのカリラが似合う、さもぴったりのコピーではないか、しかしながら、そう思うのは日本人だけであろう。なぜならスコットランドで40℃届く最高気温を記録する事は無いので。

  では、さっそく今回の5本を紹介することにしよう。
[ NO.1 ]ダグラスラング・プレミアバレル カリラ 1/351 8年 46%
【 香り 】
トップノートは強いピート香、ドライに感じる。しばらくすれば中程度のフルーツ香が出てくる、硫黄やヌカの香りも。さらに時間を置けばバニラも感じられるようになる。

【  味  】
やはり強いピート。甘さが程よい、やや度数が低く感じる。
[ NO.2 ] SWMS 53.258 カリラ リフィル ホッグスヘッド/EX-バーボン 1/304
2008 11年 57.3%
【 香り 】
強いピートがまず立つが、その後エレガントなフルーツを感じる。硬質な香りで、やや若い。

【  味  】
フルーティであるが、すぐにピートに支配される。ドライでやや若さを感じる。
[ NO.3 ] SWMS 53.306 カリラ 1/277 11年 59%
【 香り 】
強いピートと爽やかなフルーツ。フルーツの数は多くない。

【  味  】
濃いフルーツが広がるが、負けないピートにマスキングされる。
[ NO.4 ]エリクサー ディスティラーズ カリラ シェリーバット cask no.301628 1/643
2001-2011 10年 61.1%
【 香り 】
トップノートはピートであるが、熟成を予感させる香りも。香りの立ちが遅い、しばらくするとバニラの香りも。エレガントな香りはシェリー樽フィニッシュか。

【  味  】
うまみ成分が多い。ピートとフルーツの味わい、甘さも程よい。
[ NO.5 ]ダークネス カリラ オロロソシェリーフィニッシュ 1/73 17年 46.6%
【 香り 】
フルーティでエステリー。軽いピート香。フルーツは南国系でたいへん濃い香りだ。

【  味  】
フルーツの競演、中程度のピートがバランスして広がる。加水でウッディな熟成を感じることができる。
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